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リスク許容度を知っておこう
リスク許容度とは?
リスクとは収益(リターン)の振れ幅のことですが、収益(リターン)がマイナスに振れてしまった場合、どれくらいまでならマイナスになっても受け入れることができるか、という度合いのことを「リスク許容度」といいます。
期待する収益(リターン)の最大値・最小値を並べると、大きなリスクをとれば、期待収益は高まりますが、その一方で損をする可能性もあります。一方、場合によっては期待以上に利益が出る可能性があることが分かります。
リスク許容度とは、「どれくらい投資元本がマイナスとなっても生活に影響がないか」「どれくらいまでなら投資元本がマイナスとなっても気持ち的/気分的)に耐えられるか」というものです。
リスク許容度を考えるうえでのポイント
リスク許容度は、自分の資産や気持ちの余裕度ともいえます。その余裕度を計るうえでのポイントは以下の通りです。
年齢(時間) | 資金が必要な時期までに長く運用できる人の方が、損失がでたとしても、資金が必要な時期までに損失をカバーする時間があるので、リスク許容度は大きい傾向 |
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家族構成 | 家族が少ない人は、家族が多い人に比べて支出が少ないので、投資に回せるお金が比較的多く、リスク許容度は大きい傾向 |
資産 | 資産規模が大きいと、投資に回せるお金が比較的多く、リスク許容度は大きい傾向 |
年収 | 年収が多いと、投資に回せるお金が比較的多く、リスク許容度は大きい傾向 |
性格・経験 | 他の要素でリスク許容度が大きくても、資産が目減りすることに抵抗感がある人等は、リスク許容度は小さい傾向 |
投資は継続してこそ効果があります。お金(資産)がなくなってしまっては継続することができないばかりか、生活に影響が出てしまいます。どの程度まで資産が目減りしても生活に影響がなく、また、投資を継続することができるか、自分の家計や預貯金、ライフステージ、性格と照らし合わせて考えることが大切です。