投資信託の積み立てを活用し、かしこく資産づくり
資産運用におけるリスクとは、運用成果が不確実であることを意味します。投資対象資産の分散を図りながら、長期にわたって投資信託の積み立てを行うと、リターンが比較的安定する傾向があります。
かしこい資産づくりの一つの方法といえます。

米国では、すでに資産形成の手段として一般的!
老後の資産づくりの方法の一つである確定拠出年金。加入されている方は、運用商品に投資信託があることはご存じでしょうか?保険会社が取り扱う個人年金保険なども、投資信託で運用される場合があります。すでに多くの方が投資信託を資産形成の手段としているのです。
また、次のグラフにあるように、米国では、20歳以上のすべての世代で3割から5割の方が投資信託を保有しています。米国の投資信託保有者の8割が、確定拠出年金等を通じて積み立てを行っており、投資信託の積み立てはお金を蓄える一般的な方法として普及しています。
出所:日本証券経済研究所「投資信託の販売をめぐる世界の動向(平成28年9月8日)」よりみずほ証券作成

「分散投資」でリターンの振れ幅が小さくなる傾向に!
分散投資とは
分散投資とは、値動きの傾向が異なる金融商品等を組み合わせる投資のことです。
株式や債券といった投資対象資産のほか、異なる国・地域や通貨等を組み合わせる方法があります。
分散投資によってリスク(リターンの振れ幅の度合い)を抑える効果が期待できます。

「積立投資」で買付単価を平準化!
投資信託は単価(基準価額といい、通常「1万口当たり」で表されます)が毎日変動します。
積立方式で、定期的に投資信託を一定金額購入すると、単価が高いときには少ない口数を、安いときには多くの口数を買うことになります。この方法を一般にドル・コスト平均法といいます。
積立投資は、買付単価を平準化することができるので、投資のタイミングに悩むことなく投資ができます。
「積立投資」のメリットは、時間分散により買付単価を平準化することができるので、
投資のタイミングに悩むことなく投資ができることです。
ご留意事項
- (注)ドル・コスト平均法は、価格変動リスクを低減するものではありません。
- (注)ドル・コスト平均法は、相場が急激に上昇する局面や長期に継続して上昇(下落)する局面などにおいて効果的といえないケースもあります。

さらに!非課税制度を活用し、かしこく資産づくり!
長期・積立・分散投資のメリットを活かし、さらに非課税制度を活用することで、かしこい資産づくりをはじめましょう。
例えば、投資信託を毎月3万円分コツコツ20年間積み立てたとすると、積み立てた元本は720万円になります。20年後の運用収益が164万円(運用利回り 年2%、複利*)であったとすると合計884万円になります。実際に換金する際には、運用収益に約20%相当額の税金がかかりますが、非課税制度である「つみたてNISA」を活用するとその分が非課税になり、かしこく資産づくりができます。
*複利とは、利息が次の計算期間の元本に加えられる、いわば利息が利息を生む運用方法です。
- ・本シミュレーションは、毎月3万円を20年間、年利回り2%(複利)で積み立てたと想定した場合の概算値です。手数料や積み立て中の税金等は考慮していません。また、実際の運用値とは異なる場合があります。
- ・本シミュレーションは、積立投資による将来の運用成果を予測し、保証するものではありません。
(注)月一回の複利計算をしています。
各種データよりみずほ証券作成
※2022年4月現在の法令等に基づいて作成しています。