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信用取引の活用方法

信用取引の活用方法

信用取引の買い付けは、同額の投資元本のもとでは現物取引より期待収益が大きくなる取引ですが、金利コストや決済期間があること等から、短期投資向けによく使われています。
逆に、優良銘柄を中・長期で安定的に保有する場合、現物取引の買い付けがよく使われています。取引の特性を活かし目的に応じて使い分けることができれば、機動的な資産運用を実現できます。

保有株のリスクヘッジ

中・長期的に保有する現物株が一時的な下落局面にあるときや値動きが読めないとき、損失を防ぐために有効なのが「つなぎ売り」です。同銘柄の株を信用取引で「空売り」することで、株価の下落による現物株の損失を「空売り」で得た利益がカバーします。逆に相場が上昇しても、現物株の利益で「空売り」による損失を相殺できる部分があります。

厳密なロスカットのルール

ロスカットとは損失の拡大を防ぐ目的で、当初決めた損失に達したら、自動的に決済を行うルールのことです。特に信用取引においては、より厳格に行う必要があります。価格に対するロスカットは必須ですが、期限に対してのロスカットも重要です。信用取引には利息がかかります。ロスカット期間を決めておけば、取引に必要となる利息を予想することができ、利息について予想外の損失は避けられます。ロスカットの水準は、投資家の考えや資金力によっても異なります。信用取引は、逆日歩や取引規制等思いがけないコストのかかる場合があるため、常にコスト意識を念頭に入れておくことが必要です。

情報収集のコツをつかむ

信用取引においても、正しい情報をもとに冷静に相場を見極めることが取引の基本です。株価の変動を予測するための指標として使われる、東京・名古屋の信用取引残高(すべての信用取引残高の合計)等は、毎週火曜日の夕方に公表され、日本経済新聞(朝刊)等の情報紙に掲載されます。特に注目したいのが「売り残」と「買い残」、「信用倍率」の動きです。「売り残」とは「売り建玉」の株数の合計とそれを金額換算したものです。「買い残」は「買い建玉」の株数の合計とそれを金額換算したものです。「信用倍率」は売り残に対する買い残の比率を表しています。
3市場信用残高は日経平均株価の動きと密接な関係があるといわれています。3市場買い残が増加する場合は、日経平均株価は上昇する傾向にあり、逆に買い残が減少すると、日経平均株価は下落する傾向があるといわれています。買い残の増加は、株式に値上がりの期待を持つ人が多いことを反映すると理解されています。一方で、6ヵ月以内に売返済の注文が入るので株価の値下げの要因にもなると理解されています。市況を判断するデータを理解することは、大切な資産を運用するうえで重要なことだといえます。

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